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色華短編集
第52章 僕の巻 夏休み
『ハァ!ハァ!物足りない!』

ベトベトになったパンティでザーメンを拭き取り洗濯機に放り込むと他の物が無いかと籠を漁る

[これいけるかも!]

籠から取り出したのは都さんの寝間着に使っている浴衣
それを手に取り都さんの寝室へと向かう

[あれなら・・・]

押し入れから布団を取り出しシーツに匂いを嗅ぐ

[やっぱり!!]

都さんの汗の匂いを吸った布団に寝転がり枕に顔を埋める

[ああっ!都さん!]

夏場の汗を吸った枕と布団、汚れたパンティと同じ位の価値がある

汚れた浴衣を羽織ると布団の上に寝転がる

『ハァ!ハァ!都さん!』

うつ伏せになり枕に顔を埋めながら布団にオチンチンを擦り付けるように腰を動かす

『都さ〜ん!!』

ドピュ!!

ドピュ!!

ドクドクドクドク・・・

都さんの匂いを嗅ぎながら何度も何度も布団の上に射精

それでも物足りない僕はタンスの中から全ての下着を布団の上に並べ再び匂いを嗅ぎながら何度も何度も射精する

『ハァ!ハァ!毎晩・・・抱きたいよ!』

イキ疲れた僕は都さんの匂いに包まれながら意識を失い、目を覚ましたのは昼前だった

『やべぇ!!』

慌てて汚れた衣類を洗濯し部屋などの掃除に掛かる

[ばれないかな・・・?]

そんな事を思いながら干し始めるが照りつける夏の太陽にその不安は薄らいで行く

[これが終わったら弁当届けなきゃ!]

自分の快楽の為に起こったロスを取り戻すべくがんばったが終わったのは昼をかなり回っていた

[都さん怒ってるだろうなぁ・・・]

そう思いながらお弁当を持って棚田に向かう

『ハァ!ハァ!』

息を切らせ辺りを見回すが都さんの姿は見当たらない

[ここまで一本道だから擦れ違ったら解るはずなのに・・??]

もう一度辺りを見回すが静かな棚田の風景しか見えない

[もしかしたら、川かな?]

そう思い戻ろうとした矢先棚田の向こう側にある林の方で声が聴こえて来る

『オウッ!!オゥゥゥゥ〜ッ!!』

獣の様な雄叫びだったが都さんの物だと1発で解った

[あっちだ!]

声のする林の中へと入って行く

『アゥ!!アゥ!!アアア〜ン♪』

進む度、声がより鮮明に聴こえてくる

[何してんだろ?]

僕は岩影の向こう側を覗くととんでもないものを目の当たりにした・・・



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