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微Sな同僚に犯されて
第1章 はじめてのS?
……ない。どこにもない。
夜のオフィスで凛は慌てていた。自席のデスクの引き出しをすべていっぱいに引き、中身を漁る。よその課の社員が見たらだれでも泥棒だと勘違いするだろう、床の上は引き出しから放り出された書類や文房具で散乱していたから。
まずい。マジでない。
凛が焦っていたには理由がある。先日、直属の上司である岡田部長から預かったメモリスティックを紛失したのだ。そこにはこの第一営業部に所属する社員の実績データが詰め込まれている。岡田部長が部下の賞与査定をするにあたり、所持していたデータすべてだ。等級やグレードの社員個人の個人データに加えて、取引先が契約してくれた機器の数や金額名までしっかり記憶されているのだから、万一データが取り出されたら大変なことになる。
背筋は凍るほど寒いのに、汗が出てきた。冷や汗だ。
どうしても探し出さなくては。
夜のオフィスで凛は慌てていた。自席のデスクの引き出しをすべていっぱいに引き、中身を漁る。よその課の社員が見たらだれでも泥棒だと勘違いするだろう、床の上は引き出しから放り出された書類や文房具で散乱していたから。
まずい。マジでない。
凛が焦っていたには理由がある。先日、直属の上司である岡田部長から預かったメモリスティックを紛失したのだ。そこにはこの第一営業部に所属する社員の実績データが詰め込まれている。岡田部長が部下の賞与査定をするにあたり、所持していたデータすべてだ。等級やグレードの社員個人の個人データに加えて、取引先が契約してくれた機器の数や金額名までしっかり記憶されているのだから、万一データが取り出されたら大変なことになる。
背筋は凍るほど寒いのに、汗が出てきた。冷や汗だ。
どうしても探し出さなくては。