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第2章 おまじないのキス

図らずも尻を突き出す格好だ。


「うわっ、丸見え。壺からダラダラ垂らしてんの。指も濡れてんじゃん。オナニーするときは指は入れないのか？　お、穴がひくついてるぞ。いくのか。んじゃ、起き上がってまえを向けよ」


指を蕾から離し、ゴロリと体を横に転がせて仰向けになる。それから手を突いて起き上がった。正座で横に膝を崩す姿勢になる。


「足開けよ。見えねえだろが」


凛はゆっくりと膝を立てて広げた。姿見には白い肌と相反する黒い茂み、そして濡れた秘部。姿見に立て掛けたスマホからは椎名の不敵な笑みと口笛。


「触れよ」


左手を後ろ手につき、右手を茂みに近づける。鏡には自分の指も映る。


「は、恥ずかしい！」
「今さら何だよ、やめんなよ。やめたらバラすぞ。いいから早くクリトリス触れよ」
「……んんっ、はう！」


中指を茂みに忍ばせ、蕾を触る。気持ちいい、気持ちいい……。凛は夢中になって蕾をこすった。縦に撫で、時折下からすくうようになぞる。反射的に壺を引き締めた。きゅうきゅうと音が出そうな程に締め付ける。


「やらしー。見ててやるからイけよ」