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微Sな同僚に犯されて
第1章 はじめてのS?
瞼の裏には岡田部長と椎名の顔が浮かんだ。岡田部長は40代前半の男性で、きれいな奥さんと小学生のお子さんがいる。若くして部長職にありながら偉ぶった態度はなく、穏やかで優しい上司だ。凛が入社してきたときに第一営業部の部長補佐に任命され、岡田部長はよく、「渋沢と同期だな」と凛に笑いかけた。凛は当初は他の営業マン二人を補佐する営業事務についていたが、つい半年ほど前から岡田部長の補佐をするよう任命された。補佐といっても雑用ばかりだ。

そんな優しい岡田部長にメモリスティックをなくしたと告げたらどんな顔をするだろう。怒るだろうか、嘆くだろうか、それとも優しく笑って許してくれるだろうか……そんなことばかりが凛の脳内を渦巻く。

そして……椎名樹。胃のあたりがジワリと焼けた。凛は頭をぶんぶんと振り、ごろりと仰向けに寝返った。そして岡田部長の笑顔を思い出して椎名の威圧感のある瞳を消した。

一度だけ見たことのある部長夫人。部長が自宅に忘れた書類をわざわざオフィスに届けに来た。ストレートの黒髪は肩より長く、ワンピースを身にまとい、ふわりと香水を漂わせた。清楚でお嬢様風の素敵な人だった。部長はどんなふうに彼女を抱くのか凛は気になった。

凛はスカートの裾から右手を入れた。ストッキングとショーツの中に指を滑り込ませた。

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