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第2章 魅惑のご褒美 Ⅱ

「こら、動かさないの」

私がソレを撫でると、クスっと笑って
聡は掴んだままの手首をそこから離した。

「抑えるのにいつも必死。
今日だって、風呂上がりの香りさせて
そんな服でここに来て……」

深く息を吐きながら、優しく笑う。


「言ってくれなきゃ……わからないもん……

そんなこと考えてたなんて知らなかった」


私が言うと


「でも、俺もそろそろ限界」

聡はそう呟くととんでもないことを口にした。