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天使と悪魔は暁で交わる
第1章 はじまり
「んんっ」
ぶるぶるっと震えがきて
まだ、微かに残る尿意にも似た感覚に背中を
撫でられる。
「ああっん」
もう、指、だけじゃ
ヤダ。
「ね、よし、むね、」
「んー?」
奥のすぼまった入り口をノックしながら
吉宗は私にキスをする。
ちゅっ、ちゅ、と音をリズミカルに刻みながら。
「吉宗、ほし、……欲しい……」
薄く瞼を開いて、吉宗を誘う。
お願い、おねがい。
「ね、んんっ、よしむねっ!」
グルリ、と指が中で回旋しながら
私のイイところを擦っていく。
「あっは、ルイ、ちょーキレー!!!」
一気に指を引き抜いた吉宗は
其れを私の唇に近付けた。
「泡立ってる、ね、舐めて?
綺麗にしてくれたら、挿れたげる」
柔らかそうなウェーブのかかった髪を揺らしながら
吉宗は妖しく微笑んだ。
クォーターだという彼は
髪と瞳にキャラメル色を纏った、美少年だ。
ちゅぱ、ちゅっ、ちゅぱっ、という 一見、厭らしくもあり
実は可愛らしい音を響かせながら
私は一心不乱に自分のネクターのまぶされた
吉宗の右手第3指を丁寧に、それは丁寧に水掻きのあたりまで舐めて、舐めて、舐め尽くした。
「凄ぉい、メチャメチャ綺麗にしてくれたじゃん」
ピカピカになった指を、天井から降り注ぐピンクのキラキラに翳す。