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天使と悪魔は暁で交わる
第2章 どなた、ですか?


「沢木先生に文句言われなかった?」

「は?」

日勤ナースの一人が私にツツ、と寄ってくる。

「あ、私、永山 早織(ナガヤマサオリ)です。よろしく」

「初めまして、赤坂です」
「うん、赤坂さんの噂は聞いてます!
凄い人がきたって!」

……いったいどんな噂なんだ。
勝手に歩き回るのが噂のイイところでもあり
悪いところでもある。

「ね、沢木先生、恐ろしいでしょ!!?」
「は?」

日勤ナース同士で顔を見合わせた永山さんは首を傾げた。

「沢木先生、ちょっと変わったオペ振りするでしょ?
あたしたち、着いていけなくてさ、ダメ出しのオンパなんだよね?」

「はぁ」


変わったオペ振り、か。

変わったオペ振り、じゃなくて
一番手っ取り早い、の間違いじゃないかな。

「海外仕込み、ですよね、随分」


「でしょー?」


「ま、実際海外エリートなんだけどね」


そうなんですか、と当たり障りなく言って


「じゃあ、日勤入ります」

「やだー、来たそうそうこきつかわれて大変ねー」

永山さんが眉間を寄せてわたしの肩をポンと叩いた。

そう、二夜勤、明け日勤の
まあ、普通っちゃ普通の勤務形態に

そうですね、と当たり障りなく愛想笑いを浮かべた。

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