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第9章 彼の秘密

「お腹空きません？私なにか作ってきます」



「いや、いいよ」



起き上がろうと体を動かそうとしたけど、そのまま後ろから抱き締められる。


「飯の前に食わせて」


「んっ、こんな寝起きで…あっ、だめですっ…！」


「ダメって声じゃないな」


クスクスと笑いながらうなじにキスをして胸を擽る。


「ていうか俺が無理」


「あっ…！」


「分かる？」


お尻に当たってる…！
硬い感触に気付いて身体が朱色に染まる。
すりすりとお尻の割れ目を擦るように往復されるとそれだけで声をあげそうになった。


「莉乃に入りたいって言ってる。ダメ？」


なんだか可愛く聞いてくるもんだから、思わず顔を横に振ってしまった。