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再愛
第1章 あの場所で
彼女の指定した場所は、
俺たちの思い出の場所だった。
あの日を振り返ると、
幸せな気持ちにもなるな…
もう、すっかり日が暮れて夜を迎える頃だった。
ミニ遊園地には、子供の姿もなく、
係員は、背中を向けて閉園前の片付けをしていた。
季節はちょうど今頃。
涼しい風が吹き始め、
短めの彼女のワンピースから見える、健康的な脚にドキッとしたもんだ。
細すぎず、太すぎず、筋肉のつき方も程よい。
あのベンチに二人で並んで腰掛けて、
夜景を眺めた。
夜景といっても、ビルが立ち並ぶ都会の見飽きた景色。
灯りがともり始め、まぁ、それなりのイルミネーション代わりにはなった。
ただ、この景色を彼女と見る事に意味を感じた。
初めて会った彼女に、既に心奪われていた。
ムードのある場所を探したら、
ここに辿り着いた。
歩いていて、今日の最後に夜景を見ようなんてノリだったし、彼女が帰る時刻も迫っていたから、行き当たりばったり的な選択に過ぎなかったが…
あわよくばキスがしたいなどと、
下心もあった。
俺たちの思い出の場所だった。
あの日を振り返ると、
幸せな気持ちにもなるな…
もう、すっかり日が暮れて夜を迎える頃だった。
ミニ遊園地には、子供の姿もなく、
係員は、背中を向けて閉園前の片付けをしていた。
季節はちょうど今頃。
涼しい風が吹き始め、
短めの彼女のワンピースから見える、健康的な脚にドキッとしたもんだ。
細すぎず、太すぎず、筋肉のつき方も程よい。
あのベンチに二人で並んで腰掛けて、
夜景を眺めた。
夜景といっても、ビルが立ち並ぶ都会の見飽きた景色。
灯りがともり始め、まぁ、それなりのイルミネーション代わりにはなった。
ただ、この景色を彼女と見る事に意味を感じた。
初めて会った彼女に、既に心奪われていた。
ムードのある場所を探したら、
ここに辿り着いた。
歩いていて、今日の最後に夜景を見ようなんてノリだったし、彼女が帰る時刻も迫っていたから、行き当たりばったり的な選択に過ぎなかったが…
あわよくばキスがしたいなどと、
下心もあった。