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再愛
第3章 君を知る
珈琲を注文し、
向かい合わせの席で、樹良と座る。

俺は、落ち着きを取り戻そうとする。

「好きなもの頼んで」と言うのが精一杯。

「では、ケーキセットで。
ケーキはチーズケーキで、飲み物は珈琲を」

樹良は、ハキハキと喋る。
そこは蛍に似てない。

樹良の顔をゆっくりと拝見したのは、この席に座ってから。

瞳は蛍を丸写しにしたくらい似ている。
目鼻立ちはハッキリしているが、ツンとした口元辺りは、気の強さやプライドが高そうにも見えた。

例えるなら、まさにペルシャ猫そのもののようなルックス。

ウェイトレスに注文が言い終わると、
樹良が話し始める。

「びっくりされてますよね?」

「あっ、はぁ…」

「杉下さんに無事に会えて、私は安心しました」

「安心?」

「えぇ。
母は、あなたに思われていたのが分かりましたから」

珈琲とケーキセットが運ばれてきて、
それをテーブルに置かれた後、
再び、樹良は話始めた。
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