この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
再愛
第6章 再愛
8月10日は、私の誕生日。
今日で38歳になった。
私の誕生日プレゼントに、夫が外でご飯を食べようと誘ってくれて、娘が焼肉がいいと提案する。
「夏海は焼肉でいいの?」
「焼肉がいいわ。
私も好き」
「じゃあ、焼肉な。
駅前に新しくオープンした店にでも行くか」
そんな会話が数日前にされていた。
もう、おめでとうと言われても、余り嬉しい歳ではないけど…
「ごめんねー私がお邪魔虫で」
「そんな事ないぞ。
ママの誕生日を美樹と一緒に祝う事に意味がある。
家族になって、初めてのママの誕生日だろ」
「だね。
お父さん、カッコイイ!」
「当たり前!」
私と夫は、バツ1同士で再婚して、まだ半年。
娘の美樹は私の連れ子。
再婚でも、世間的には新婚と呼ぶのかしら?
夫も娘も私も家族の絆に飢えていた。
家族で笑い合う、何気ない食卓に憧れた。
だから、私達は家族になって、憧れを現実にしていった。
今日で38歳になった。
私の誕生日プレゼントに、夫が外でご飯を食べようと誘ってくれて、娘が焼肉がいいと提案する。
「夏海は焼肉でいいの?」
「焼肉がいいわ。
私も好き」
「じゃあ、焼肉な。
駅前に新しくオープンした店にでも行くか」
そんな会話が数日前にされていた。
もう、おめでとうと言われても、余り嬉しい歳ではないけど…
「ごめんねー私がお邪魔虫で」
「そんな事ないぞ。
ママの誕生日を美樹と一緒に祝う事に意味がある。
家族になって、初めてのママの誕生日だろ」
「だね。
お父さん、カッコイイ!」
「当たり前!」
私と夫は、バツ1同士で再婚して、まだ半年。
娘の美樹は私の連れ子。
再婚でも、世間的には新婚と呼ぶのかしら?
夫も娘も私も家族の絆に飢えていた。
家族で笑い合う、何気ない食卓に憧れた。
だから、私達は家族になって、憧れを現実にしていった。