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再愛
第6章 再愛
初めての不倫が、哲朗さんだった訳ではない。
私は、ふしだらを繰り返していた。
心が満たされる事がなかったから。
結婚して子供が生まれてという、ごく普通な主婦だった私。
不倫なんて事は、私には無縁だと思っていた。
あんな事をする人は、人間的に欠陥がある人なんだと、決めつけていた。
勿論、ドラマや小説などを面白くする為に、世の中に不倫の物語がメディアや文字で広まり、身近とまではいかないが、そんな恋もあるんだ…などと、自分には無縁なお話なんだと、あくまでもそう思い続けた。
そんな私が不倫に走ってしまった。
自ら欠陥を作ったんだから、
笑ってしまう。
自分を自分で呪ったわ。
寂しくて心が凍りそうだったからよ。
誰かに女として見て欲しかった。
家庭を捨てられないのなら…
冷え切った心を誰に温めて欲しかっのよ。
甘えてんじゃない?
バカじゃないの?
子供が可哀想。
不倫に関しての、ネットのご意見番は、正統派の面白くない意見ばかり。
不倫しているの時に見るもんじゃないわね。
『はい、あなた達は正しいです。
不倫をしなくても、幸せな場所で生活をしているあなた達は、さぞかし賢いのですね?
いい伴侶を見つけて、見下す暇もあるのだから』
えぇ、私の僻みよ。
私も最初は見下す側に居たのだから…
今は見下される側に居るけどね。
賢いあなた達は、幸せなのよ。
私なんかより、ずっとね…
そう、甘えてるのよ。
バカなのよ。
子供に可哀想な事してんのよ。
分かってるのよ。
あなた達に言われなくても、十分ね。
あなた達に罵しられて、改心出来るくらいなら、とっくに辞めてるわよ。
それでも繰り返すバカは、救いようがないって事。
救いようのないバカだから、求めてしまうのよ…
『苦しい…
誰か…
助けて』って。
私は、ふしだらを繰り返していた。
心が満たされる事がなかったから。
結婚して子供が生まれてという、ごく普通な主婦だった私。
不倫なんて事は、私には無縁だと思っていた。
あんな事をする人は、人間的に欠陥がある人なんだと、決めつけていた。
勿論、ドラマや小説などを面白くする為に、世の中に不倫の物語がメディアや文字で広まり、身近とまではいかないが、そんな恋もあるんだ…などと、自分には無縁なお話なんだと、あくまでもそう思い続けた。
そんな私が不倫に走ってしまった。
自ら欠陥を作ったんだから、
笑ってしまう。
自分を自分で呪ったわ。
寂しくて心が凍りそうだったからよ。
誰かに女として見て欲しかった。
家庭を捨てられないのなら…
冷え切った心を誰に温めて欲しかっのよ。
甘えてんじゃない?
バカじゃないの?
子供が可哀想。
不倫に関しての、ネットのご意見番は、正統派の面白くない意見ばかり。
不倫しているの時に見るもんじゃないわね。
『はい、あなた達は正しいです。
不倫をしなくても、幸せな場所で生活をしているあなた達は、さぞかし賢いのですね?
いい伴侶を見つけて、見下す暇もあるのだから』
えぇ、私の僻みよ。
私も最初は見下す側に居たのだから…
今は見下される側に居るけどね。
賢いあなた達は、幸せなのよ。
私なんかより、ずっとね…
そう、甘えてるのよ。
バカなのよ。
子供に可哀想な事してんのよ。
分かってるのよ。
あなた達に言われなくても、十分ね。
あなた達に罵しられて、改心出来るくらいなら、とっくに辞めてるわよ。
それでも繰り返すバカは、救いようがないって事。
救いようのないバカだから、求めてしまうのよ…
『苦しい…
誰か…
助けて』って。