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第6章 再愛

焦らしは、恥じらいの一部よ。

好きな男を焦らし、その焦らしの中で生まれる激しさが好き。

私を抱きたい、押し倒したいの気持ちを盛り上げるでしょ？


クールな外見で、知的な雰囲気の紳士なあなたを乱す。

紳士なあなたも、セックスを前にしたら…
男獣化するの。

獣になって、激しく求めたら、一瞬、罪の意識が吹き飛んだでしょ？


「夏海、夏海」

私の名前を繰り返し、唇を重ねる。
激しいくらい出し入れかれるあなたの舌先。
絡め合い溶け合う。

耳元に吹きかかる、あなたの息。

興奮と緊張が混じり合う。

あなたは私を裸にしてゆく。

ベッドで絡み合う身体。

『好きにしていいのよ』

心で呟き、私は身体を開く。

そう、忘れちゃいなさい。

のめり込みなさい。

今は、私にのめり込みなさい。

そうじゃないと、セックスがつまらなくなるわ。

無我夢中で抱きなさい。

あなたのしたいセックスをしましょう。

私があなたに愛される時間を盛り上げる為に…