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再愛
第6章 再愛
セックスが終わった後、男の本当の姿を見るの。
不倫なら尚更、その姿は正直になる。
セックス目的の男性は、欲望を満たすと、女に優しさなんてかけやしない。
さっきまで交わったベッドに置き去りにされるの。
帰る時間を気にする露骨さだって見せる。
ダサい男はそうするの。
でも、哲朗さんは違う。
時間が許す限り、ベッドで身体を寄せていてくれる。
腕枕をしながら、ほんの少し、自分の話をするの。
「俺ね、視力悪くて鳥目なんだ。
だから、暗い部屋で夏海と抱き合っても、はっきり身体を見れないのが残念。
でもね、綺麗なシルエットは映るんだ。
綺麗な身体だった」
「良かった。
はっきり見えなくて。
がっかりさせたくない」
「がっかりなんてしない。
がっかりするような女は最初から抱かない。
俺は、そうなりたい女しか抱かない。
若い頃に、一夜限りの関係もあったけど、
その時、その瞬間は…きっとその女性に恋してる。
簡単なセックスなんてしない。
夏海とは…こんなに気持ちが通うセックスが出来た。
幸せな気持ちになるセックスだよ」
「私もよ…」
あなたは私を抱き寄せ、また唇を奪う。
不倫のセックスも、相手を思う行為じゃないなら、
動物の交尾の方がよっぽど意味がある。
動物の方が本能赴くまま、性に走れるだけマシ。
思いやりのないセックスをする人間は、
きっと人間を忘れてしまってる。
私はあなたの舌を絡め、愛しい時間を紡ぐ。
不倫なら尚更、その姿は正直になる。
セックス目的の男性は、欲望を満たすと、女に優しさなんてかけやしない。
さっきまで交わったベッドに置き去りにされるの。
帰る時間を気にする露骨さだって見せる。
ダサい男はそうするの。
でも、哲朗さんは違う。
時間が許す限り、ベッドで身体を寄せていてくれる。
腕枕をしながら、ほんの少し、自分の話をするの。
「俺ね、視力悪くて鳥目なんだ。
だから、暗い部屋で夏海と抱き合っても、はっきり身体を見れないのが残念。
でもね、綺麗なシルエットは映るんだ。
綺麗な身体だった」
「良かった。
はっきり見えなくて。
がっかりさせたくない」
「がっかりなんてしない。
がっかりするような女は最初から抱かない。
俺は、そうなりたい女しか抱かない。
若い頃に、一夜限りの関係もあったけど、
その時、その瞬間は…きっとその女性に恋してる。
簡単なセックスなんてしない。
夏海とは…こんなに気持ちが通うセックスが出来た。
幸せな気持ちになるセックスだよ」
「私もよ…」
あなたは私を抱き寄せ、また唇を奪う。
不倫のセックスも、相手を思う行為じゃないなら、
動物の交尾の方がよっぽど意味がある。
動物の方が本能赴くまま、性に走れるだけマシ。
思いやりのないセックスをする人間は、
きっと人間を忘れてしまってる。
私はあなたの舌を絡め、愛しい時間を紡ぐ。