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第6章 嫉妬 -祐樹side-
「半沢くんは理香ちゃん大好きだから。
毎年、半沢くんは新人の教育係をしてるんだけど、残ってるのは理香ちゃんだけでさ。
みんな ‘ きつい ’ ってすぐ辞めちゃう中で、健気にがんばる理香ちゃんに心を奪われちゃったらしいよ?
あと、あれか。責任、感じちゃってるんだろうな」
「責任って、何かあったんですか?」
助手席に座る山本さんは、タバコに火を付けながら話を続けた。
「理香ちゃんが入社して半年くらいの頃だったかな。
半沢くんの代わりに現場に行った理香ちゃんが、大工に殴られたことがあってな」
「えっ?大工が殴ったんですか?」
予想外の内容に、思わず声が大きくなる。
毎年、半沢くんは新人の教育係をしてるんだけど、残ってるのは理香ちゃんだけでさ。
みんな ‘ きつい ’ ってすぐ辞めちゃう中で、健気にがんばる理香ちゃんに心を奪われちゃったらしいよ?
あと、あれか。責任、感じちゃってるんだろうな」
「責任って、何かあったんですか?」
助手席に座る山本さんは、タバコに火を付けながら話を続けた。
「理香ちゃんが入社して半年くらいの頃だったかな。
半沢くんの代わりに現場に行った理香ちゃんが、大工に殴られたことがあってな」
「えっ?大工が殴ったんですか?」
予想外の内容に、思わず声が大きくなる。