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第8章 独占欲 -祐樹side-
晴人は理香に対しても、他の客と接する時と同じように一定の距離は保っているし、俺と理香の邪魔をするようなこともない。
やっぱり俺の考えすぎかな。

俺がアレコレ考えているうちに、理香はXYZを飲み干していた。
「祐樹、ごちそうさまでした」
そう言いながら、頬を赤らめた理香はにっこり笑う。


その笑顔は反則だって。

それから理香がトイレに行っている間に、会計を済ませる。


「ありがとうございました。
気をつけて帰ってくださいね」
晴人の声に見送られながら、地上に戻った。

ほろ酔いでご機嫌な理香の手を繋いで、駐車場までの道のりを歩く。

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