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第11章 サプライズ -理香side-

「うーん？…じゃあ、バンザイして」
祐樹のTシャツを捲り、顔と腕を抜いて脱がせる。

適度に筋肉のついた逞しい上半身が露わになる。

「次は、こっちも脱がして」
祐樹がジーンズを指差す。

「うん…」
ベルトを緩め、ジーンズの一番上のボタンを外し、ファスナーを下げる。
ウエストに手をやると、祐樹が少し腰を浮かしてくれたので、そのまま下げ、足からジーンズを引き抜く。

人の服を脱がせるのは、意外と大変かもしれない。



「じゃあ、次は、自分の服、脱いで」

「…祐樹が…脱がしてくれないの？」

「ワンピースのファスナーだけ、俺が下げてあげる」
そう言うと、足を投げ出して座る祐樹の太ももに私を座らせ、ワンピースのファスナーを下げる。