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第13章 動揺 -理香side-

私の中で、祐樹の存在がどんどん大きくなっていて。
自分が自分でなくなってしまいそうで怖い。
これが、マリッジブルーっていうものなのだろうか。
向かいに座る千夏さんを、そっと盗み見る。
その左手の薬指には、華奢なデザインのマリッジリングがしっかり嵌められている。
相談するなら、千夏さんかな。
不意に顔を上げた千夏さんと目が合う。
「ん?何か相談したいことある?」
タイミング良すぎじゃない?
バレてる?
「図星でしょ。今日は外でランチしよっか?」
「はい、お願いします…」
どう頑張っても、千夏さんに勝てる気がしない。
自分が自分でなくなってしまいそうで怖い。
これが、マリッジブルーっていうものなのだろうか。
向かいに座る千夏さんを、そっと盗み見る。
その左手の薬指には、華奢なデザインのマリッジリングがしっかり嵌められている。
相談するなら、千夏さんかな。
不意に顔を上げた千夏さんと目が合う。
「ん?何か相談したいことある?」
タイミング良すぎじゃない?
バレてる?
「図星でしょ。今日は外でランチしよっか?」
「はい、お願いします…」
どう頑張っても、千夏さんに勝てる気がしない。

