この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
brass button
第13章 動揺 -理香side-

その夜、私は祐樹に自分から電話をかけた。
仕事の話を少しした後に、話を切り出す…。
「あのね、祐樹と付き合ってること、千夏さんに話しちゃった」
「千夏さん?」
「うちの事務所の経理担当の事務員さん」
「別にいいんじゃない?隠してるわけじゃないし」
「でね、千夏さんに、半沢さんにも報告しなさいって言われたんだけど…半沢さんと祐樹は、直接、関わることもあるから、大丈夫かなって…」
「あー…半沢さんね。
俺も半沢さんには、ちゃんと話しておいて欲しい」
「そうなの?」
「うん。理香は俺のものって宣言してきて」
茶化すようにそう言って、祐樹は電話の向こうで笑った。
「じゃあ、近いうちに話してみる…」
「うちの会社のやつらにも、そのうち話さないとな」
それから、いつものように話をして、私は祐樹との電話を切った。
仕事の話を少しした後に、話を切り出す…。
「あのね、祐樹と付き合ってること、千夏さんに話しちゃった」
「千夏さん?」
「うちの事務所の経理担当の事務員さん」
「別にいいんじゃない?隠してるわけじゃないし」
「でね、千夏さんに、半沢さんにも報告しなさいって言われたんだけど…半沢さんと祐樹は、直接、関わることもあるから、大丈夫かなって…」
「あー…半沢さんね。
俺も半沢さんには、ちゃんと話しておいて欲しい」
「そうなの?」
「うん。理香は俺のものって宣言してきて」
茶化すようにそう言って、祐樹は電話の向こうで笑った。
「じゃあ、近いうちに話してみる…」
「うちの会社のやつらにも、そのうち話さないとな」
それから、いつものように話をして、私は祐樹との電話を切った。

