この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
brass button
第13章 動揺 -理香side-
カウンターの中で、シェーカーの音が響き、カシスオレンジが差し出される。
「理香ちゃんだから、これサービス」
そう言いながら、目の前にナッツやフルーツを盛り付けたお皿を並べてくれる。
「ゆっくりしてってね」
晴人さんは柔らかな笑顔を残し、他のお客さんのところへ戻っていった。
祐樹にメールしないと…。
スマホを眺めながら、そう思いつつ…指は動かない。
まだ仕事してるかな。
祐樹からのメールはまだ来ていない。
明日からどうしよう。
今までみたいに、半沢さんと仕事、出来るかな。
上手く切り替えられる自信がない。
無理矢理されたキスは浮気になるのかな。
祐樹、怒るだろうな。
怒るだけじゃなくて、嫌われてしまうかもしれない。
「理香ちゃんだから、これサービス」
そう言いながら、目の前にナッツやフルーツを盛り付けたお皿を並べてくれる。
「ゆっくりしてってね」
晴人さんは柔らかな笑顔を残し、他のお客さんのところへ戻っていった。
祐樹にメールしないと…。
スマホを眺めながら、そう思いつつ…指は動かない。
まだ仕事してるかな。
祐樹からのメールはまだ来ていない。
明日からどうしよう。
今までみたいに、半沢さんと仕事、出来るかな。
上手く切り替えられる自信がない。
無理矢理されたキスは浮気になるのかな。
祐樹、怒るだろうな。
怒るだけじゃなくて、嫌われてしまうかもしれない。