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第13章 動揺 -理香side-
「理香ちゃん、大丈夫?」
5杯目のカクテルを飲み干した私に、心配そうに晴人さんが声をかけてくれる。
顔は火照って熱くなっているのに頭は冷静で。
仕事関係の飲み会みたいに、どれだけ飲んでも酔いが回らない。
「大丈夫。もう一杯、何か作ってください」
「理香ちゃん、今日はピッチ早いし飲みすぎです。
北宮さんに怒られますよ?」
そんなやり取りをしていると、お店の扉が勢いよく開き、祐樹が飛び込んできた。
「理香!」
「…祐樹?何でここに?」
「晴人から連絡あったから。…晴人、これ何杯目?」
空になったグラスを指差しながら、晴人さんに声をかけた。
「5杯目。ちょっと飲みすぎですよね」
「あー、会計して。連れて帰る」
そう言って、祐樹はさっさとお会計を済ませ、私の腕を掴む。
5杯目のカクテルを飲み干した私に、心配そうに晴人さんが声をかけてくれる。
顔は火照って熱くなっているのに頭は冷静で。
仕事関係の飲み会みたいに、どれだけ飲んでも酔いが回らない。
「大丈夫。もう一杯、何か作ってください」
「理香ちゃん、今日はピッチ早いし飲みすぎです。
北宮さんに怒られますよ?」
そんなやり取りをしていると、お店の扉が勢いよく開き、祐樹が飛び込んできた。
「理香!」
「…祐樹?何でここに?」
「晴人から連絡あったから。…晴人、これ何杯目?」
空になったグラスを指差しながら、晴人さんに声をかけた。
「5杯目。ちょっと飲みすぎですよね」
「あー、会計して。連れて帰る」
そう言って、祐樹はさっさとお会計を済ませ、私の腕を掴む。