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第14章 公表 -祐樹side-
残業していると、珍しく晴人から電話があった。
「理香ちゃんが一人でうちに来てますよ。
飲むピッチ早いし、早く迎えに来てください。
もし、北宮さんが迎えに来ないなら、俺が持って帰りますよ?」
晴人が一方的にそう言い、電話は切れた。
理香からは何の連絡も来てないから、まだ仕事中だと思っていたのに。
やりかけの仕事を放り出し、HANAに向かう。
店の扉を開けると、カウンターのいつもの席に理香がいた。
晴人と何か話をしていて、手元のグラスは空になっていた。
理香は俺が来たことに驚きながら、目を逸らした。
何があった?
何を隠してる?
ちゃんと話がしたくて、店から連れ出す。
「理香ちゃんが一人でうちに来てますよ。
飲むピッチ早いし、早く迎えに来てください。
もし、北宮さんが迎えに来ないなら、俺が持って帰りますよ?」
晴人が一方的にそう言い、電話は切れた。
理香からは何の連絡も来てないから、まだ仕事中だと思っていたのに。
やりかけの仕事を放り出し、HANAに向かう。
店の扉を開けると、カウンターのいつもの席に理香がいた。
晴人と何か話をしていて、手元のグラスは空になっていた。
理香は俺が来たことに驚きながら、目を逸らした。
何があった?
何を隠してる?
ちゃんと話がしたくて、店から連れ出す。