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brass button
第14章 公表 -祐樹side-
手に入れたと思ったら、すぐ飛び立ってしまう。
籠の中に閉じ込めてしまえればいいのに。
「理香、とりあえず帰ろ?」
理香を立たせて、洋服についた砂を払う。
手を繋いで、駐車場までの道を歩く。
言葉は少ないけど、繋いだ手から気持ちが溢れる。
「理香、顔…ぐしゃぐしゃ」
「そんなにひどい?」
「かわいい」
「からかわないで」
涙の筋が残る頬を膨らませる。
冗談抜きで、この顔をおじさんやおばさんが見れば心配するよな。
アルコール入ってるし泣いたから、水分補給もさせないと。
「理香、どれがいい?」
「りんごジュース」
自販機で、りんごジュースと水を買う。
車の助手席に理香を座らせ、水で濡らしたハンカチで理香の頬を拭う。
籠の中に閉じ込めてしまえればいいのに。
「理香、とりあえず帰ろ?」
理香を立たせて、洋服についた砂を払う。
手を繋いで、駐車場までの道を歩く。
言葉は少ないけど、繋いだ手から気持ちが溢れる。
「理香、顔…ぐしゃぐしゃ」
「そんなにひどい?」
「かわいい」
「からかわないで」
涙の筋が残る頬を膨らませる。
冗談抜きで、この顔をおじさんやおばさんが見れば心配するよな。
アルコール入ってるし泣いたから、水分補給もさせないと。
「理香、どれがいい?」
「りんごジュース」
自販機で、りんごジュースと水を買う。
車の助手席に理香を座らせ、水で濡らしたハンカチで理香の頬を拭う。