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第1章 再会 -理香side-
「お待たせしました…。
って、また北宮さんカウンター撫でてるし」
さっきの男性店員が苦笑いしながら、料理を並べる。
「また?」
「いつも一人で来て、ああやってますよ。
それにしてもマニアックな会話してますね」
「マニアック…職業病かな?」
何か言いかけた男性店員の言葉、北宮が遮った。
「晴人、こいつ、こう見えて一級建築士なんだよ」
「えぇー、見えない!」
「…それ、ちょっと傷つきます」
私は名刺入れから名刺を1枚取り出し、晴人と呼ばれた男性店員に渡す。
「いや、だって一級建築士って、気難しそうなおっさんのイメージしかないからさ。
こんなかわいいお嬢さんが一級建築士だなんて思わないでしょ?」
明らかに営業トークだとわかっていても、かわいいと言われれば嬉しい。
って、また北宮さんカウンター撫でてるし」
さっきの男性店員が苦笑いしながら、料理を並べる。
「また?」
「いつも一人で来て、ああやってますよ。
それにしてもマニアックな会話してますね」
「マニアック…職業病かな?」
何か言いかけた男性店員の言葉、北宮が遮った。
「晴人、こいつ、こう見えて一級建築士なんだよ」
「えぇー、見えない!」
「…それ、ちょっと傷つきます」
私は名刺入れから名刺を1枚取り出し、晴人と呼ばれた男性店員に渡す。
「いや、だって一級建築士って、気難しそうなおっさんのイメージしかないからさ。
こんなかわいいお嬢さんが一級建築士だなんて思わないでしょ?」
明らかに営業トークだとわかっていても、かわいいと言われれば嬉しい。