この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
brass button
第16章 獣 -祐樹side-
午前中はなんだかんだで仕事にならなかった。
昼からは現場に逃げたが、現場でも噂が回っていて、ここでも質問攻めに合う。
相手が理香だから…なんだろうな。
まぁ、これで理香に近寄る悪い虫が減ればいい。
俺は仕事を定時で切り上げ、理香を迎えに行く。
「お疲れ」
「疲れたよー」
そう言いながら、同じく仕事を定時で切り上げた理香が車に乗り込んできた。
平日に二人で定時に帰るなんて初めてじゃないか?
それぐらい今日は仕事にならなかった。
「もう無理…」
理香は車のシートに身を預け、目を閉じる。
「理香、どこに寄っ───」
ん?
寝息?
理香は目を閉じたまま、規則正しい寝息を立ていて。
無理させてるよな。
理香を起こさないように、そっと頭を撫でる。
昼からは現場に逃げたが、現場でも噂が回っていて、ここでも質問攻めに合う。
相手が理香だから…なんだろうな。
まぁ、これで理香に近寄る悪い虫が減ればいい。
俺は仕事を定時で切り上げ、理香を迎えに行く。
「お疲れ」
「疲れたよー」
そう言いながら、同じく仕事を定時で切り上げた理香が車に乗り込んできた。
平日に二人で定時に帰るなんて初めてじゃないか?
それぐらい今日は仕事にならなかった。
「もう無理…」
理香は車のシートに身を預け、目を閉じる。
「理香、どこに寄っ───」
ん?
寝息?
理香は目を閉じたまま、規則正しい寝息を立ていて。
無理させてるよな。
理香を起こさないように、そっと頭を撫でる。