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第16章 獣 -祐樹side-
「理香ー、店に着いた。起きろー」
助手席でぐっすり眠る理香の肩を揺らして起こす。
「…んー。もう、ちょっと…」
目をゴシゴシ擦りながらも、その瞳は固く閉じられたまま。
薄っすらと開いた唇。
あれだけキスをしたのに、もう恋しくて堪らない。
引き寄せられるように、そこに唇を寄せる。
隙間から舌を滑り込ませる。
「…んんっ!」
理香に肩を押され、唇を離す。
「目、覚めた?」
「覚めた!」
理香は頬を赤く染め、俺を睨む。
「ごはん食べたら送るから、もうちょいがんばって」
「うん。寝ちゃってごめんね」
「寝不足なのは俺のせいだからな。
気にしなくていいよ」
「…祐樹のバカ」
理香は恥ずかしそうに俯く。
コロコロ変わる表情は見ていて飽きない。
だから、ついつい意地悪したくなる。
助手席でぐっすり眠る理香の肩を揺らして起こす。
「…んー。もう、ちょっと…」
目をゴシゴシ擦りながらも、その瞳は固く閉じられたまま。
薄っすらと開いた唇。
あれだけキスをしたのに、もう恋しくて堪らない。
引き寄せられるように、そこに唇を寄せる。
隙間から舌を滑り込ませる。
「…んんっ!」
理香に肩を押され、唇を離す。
「目、覚めた?」
「覚めた!」
理香は頬を赤く染め、俺を睨む。
「ごはん食べたら送るから、もうちょいがんばって」
「うん。寝ちゃってごめんね」
「寝不足なのは俺のせいだからな。
気にしなくていいよ」
「…祐樹のバカ」
理香は恥ずかしそうに俯く。
コロコロ変わる表情は見ていて飽きない。
だから、ついつい意地悪したくなる。