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第2章 告白 -祐樹side-
控えめにラジオが流れるだけの車内。

信号待ちで、黙って窓の外に視線を向けたままの理香の横顔を盗み見る。
頬は、さっきより赤くなっている気がする。

涙?

理香の目には、溢れんばかりの涙が溜まっている。
そして、瞬きと同時に赤く染まった頬に、一筋の涙が流れた。


俺たちの間の微妙な空気と、理香が静かに流した涙。
このまま理香を帰らせるわけにはいかない。

泣くほど…俺の気持ちが嫌だった?
仕事以上の付き合いはしたくないのか?

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