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第2章 告白 -祐樹side-
「あっ!忘れないうちに…。
さっきのお店、いくらだった?私の分、払うから」

俺が駐車場代を精算している間にカバンから取り出したのだろう。
理香の手に淡いピンクのお財布が握られている。

「いらない」
理香の言葉を遮り、エンジンをかける。
理香がシートベルトしていることを確認し、アクセルを踏む。

「いやいや、悪いから自分の分は払う。
何の決定権も持たない私を接待しても無駄だよ?」

「…接待だなんて思ってないよ。
俺が理香に会いたかったから誘ったの」

だだ漏れになった俺の本音。
勢いで名前を呼び捨てにしてるし。

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