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第21章 秘密 -理香side-
祐樹は宣言通り、空が白むまで寝かせてはくれなかった。

ベッドで、バスルームで。
何度も私を求め、愛してくれた。


私が目を覚ますと、祐樹は図面を眺めていて。
「理香、寝室は防音仕様な?」
私に意味ありげな視線を向け、意地悪に笑う。

「それって…」

「そのうち生まれてくる子供や泊まりに来た客に、理香のかわいい声は聞かせたくないからさ」

そういうことだよね。

「…でも、みんなに…声が大きいって思われちゃう」
改めて言葉にするだけで恥ずかしい。

つまり、原田さんや工事業者さんにえっちの時の声が大きいと思われちゃうわけで、恥ずかしすぎる。

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