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第21章 秘密 -理香side-
真っ赤になる私に、祐樹がキスを落とす。
「それは俺と理香だけの秘密。
オーディオルームかシアタールームを兼ねてるって言えば大丈夫だって」
なるほど。
祐樹の提案にちょっとホッとする。
二人で寝そべったまま、図面を眺める。
キッチンやトイレ、お風呂以外の部分は空白で。
真っ白な空間が広がっている。
これから私たちの希望を詰めていく。
私たちが家族になる場所。
「他に希望はある?」
「…俺は理香がいれば、それでいいよ?」
祐樹が穏やかな表情で私を見つめていて。
その眼差しが優しくて、胸が甘く締め付けられる。
祐樹の長い指に自分の指を絡め、その指先にキスを落とす。
私たちの秘密の時間。
「それは俺と理香だけの秘密。
オーディオルームかシアタールームを兼ねてるって言えば大丈夫だって」
なるほど。
祐樹の提案にちょっとホッとする。
二人で寝そべったまま、図面を眺める。
キッチンやトイレ、お風呂以外の部分は空白で。
真っ白な空間が広がっている。
これから私たちの希望を詰めていく。
私たちが家族になる場所。
「他に希望はある?」
「…俺は理香がいれば、それでいいよ?」
祐樹が穏やかな表情で私を見つめていて。
その眼差しが優しくて、胸が甘く締め付けられる。
祐樹の長い指に自分の指を絡め、その指先にキスを落とす。
私たちの秘密の時間。