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第2章 告白 -祐樹side-
「彼女はいないし、結婚もしてない」
理香の目を見ながら、はっきり伝える。
友達や会社の同僚なら適当に流す話だけど、理香にだけは誤解されたくない。
「でも、おばちゃんが…。
北山は、女の子取っ替え引っ替えしてるって。
遊びまわってて心配って…。
うちのお母さんに愚痴ってたって」
「…ババア、余計なことを」
元々、俺たちは同じマンションに住んでいて、うちが戸建て住宅に引っ越した今も目と鼻の先の距離。
同じ年頃の子供を持つ母親同士ってことで、お袋と理香んちのおばさんは、仲が良い。
‘ ママ友 ’ というやつだ。
子供同士の繋がりはなくなっても、母親同士の繋がりは健在で、今でもお互いの子供のことは話題の一つなんだろう。
理香の目を見ながら、はっきり伝える。
友達や会社の同僚なら適当に流す話だけど、理香にだけは誤解されたくない。
「でも、おばちゃんが…。
北山は、女の子取っ替え引っ替えしてるって。
遊びまわってて心配って…。
うちのお母さんに愚痴ってたって」
「…ババア、余計なことを」
元々、俺たちは同じマンションに住んでいて、うちが戸建て住宅に引っ越した今も目と鼻の先の距離。
同じ年頃の子供を持つ母親同士ってことで、お袋と理香んちのおばさんは、仲が良い。
‘ ママ友 ’ というやつだ。
子供同士の繋がりはなくなっても、母親同士の繋がりは健在で、今でもお互いの子供のことは話題の一つなんだろう。