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第23章 非日常 -理香side-
あれは嘘だったんじゃないか。
一昨日の午後、祐樹と仕事の打ち合わせをする為に祐樹の会社に行った。
祐樹はまだ出先から戻っていないらしく、着いたことを知らせるメールを送ると ‘ 遅れる ’ と短いメールが返ってきた。
珍しいことでもないので、いつもの打ち合わせスペースで仕事をしながら待たせてもらっていた。
待ち合わせた時間を過ぎた頃、山本さんが打ち合わせスペースにやって来た。
「北宮、渋滞に巻き込まれてるみたいでさ。
先に資料を見せといてって」
差し出されたのは資料の冊子と缶コーヒー。
「遅刻の埋め合わせに、北宮には何かおいしい物でもご馳走してもらいなよ?」
少し雑談をした後、そう笑って仕事に戻って行った。
一昨日の午後、祐樹と仕事の打ち合わせをする為に祐樹の会社に行った。
祐樹はまだ出先から戻っていないらしく、着いたことを知らせるメールを送ると ‘ 遅れる ’ と短いメールが返ってきた。
珍しいことでもないので、いつもの打ち合わせスペースで仕事をしながら待たせてもらっていた。
待ち合わせた時間を過ぎた頃、山本さんが打ち合わせスペースにやって来た。
「北宮、渋滞に巻き込まれてるみたいでさ。
先に資料を見せといてって」
差し出されたのは資料の冊子と缶コーヒー。
「遅刻の埋め合わせに、北宮には何かおいしい物でもご馳走してもらいなよ?」
少し雑談をした後、そう笑って仕事に戻って行った。