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第24章 殻 -祐樹side-
ゴシゴシと服の袖で涙を拭うその手を捕らえる。
「そんなに強く擦ったら、目元も頬っぺたも腫れる」
ポロポロと溢れる涙を指の腹でそっと拭い、そこに口づけを落とす。
「…っく。…ひっく。…んっ」
涙で濡れた頬に両手を添えて、理香の目を見つめる。
理香の目には、俺はどんな風に映ってるんだろう。
どんな俺が見えてるんだろう。
その瞳に吸い寄せられるように、顔を近づける。
唇と唇が触れ、俺の指が涙で濡れる。
唇を離し、近い位置で伏し目がちな理香を見つめる。
「…俺も我慢するのやめていい?」
「…っく。…にゃ、に?」
涙目のまま理香が俺を覗き込む。
「そんなに強く擦ったら、目元も頬っぺたも腫れる」
ポロポロと溢れる涙を指の腹でそっと拭い、そこに口づけを落とす。
「…っく。…ひっく。…んっ」
涙で濡れた頬に両手を添えて、理香の目を見つめる。
理香の目には、俺はどんな風に映ってるんだろう。
どんな俺が見えてるんだろう。
その瞳に吸い寄せられるように、顔を近づける。
唇と唇が触れ、俺の指が涙で濡れる。
唇を離し、近い位置で伏し目がちな理香を見つめる。
「…俺も我慢するのやめていい?」
「…っく。…にゃ、に?」
涙目のまま理香が俺を覗き込む。