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第25章 体温 -理香side-
潤ったそこは祐樹で満たされ、それがすごく幸せで。
言葉にならない気持ちが涙となって溢れる。

「…っん。はぁ…」
祐樹が苦しそうに熱い吐息を吐き出した。
それがとても色っぽくて、胸が高鳴る。



祐樹が私をぎゅっと抱き締める。
心臓の音が重なり、視線が交わる。

「理香…」
祐樹が私の名前を呼ぶ。

祐樹は私の唇にキスを落とし、髪を撫でてくれる。
それはいつものような快感ではなく、安心感を私に与える。

不思議な感覚。

いつもこの手で私を守ってくれるんだよね。
私も祐樹を守れるように強くなりたいな。

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