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第25章 体温 -理香side-
祐樹もこの時間を幸せだと思ってくれてるんだ。
人によって物事の感じ方は様々なのに、同じ瞬間に同じ気持ちになれるって実はすごいことだと思う。


「私もすごく幸せ」
愛しい人に素直な気持ちと笑顔を向ける。

「その顔は反則…」
そう言って、祐樹は熱い息を吐き出す。

それは始まりの合図だった。
私を抱き締めていた腕が少し緩み、祐樹の腰が動き始める。

ゆっくり、ゆっくり。
前後に腰を動かす。

じっくり私の中を掻き回し、内壁を擦り上げる。

「…っん。…んっ、んっ」
優しくて甘い刺激に身体が震える。

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