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第25章 体温 -理香side-
震える私を抱き締めながら、祐樹はさらに深く深く突き上げる。

「…はぁ、はぁ。…んっ」
祐樹が満たされたかのように熱い息を吐き、私を抱き締めたまま崩れ落ちた。


熱気のこもった車内に、二人の乱れた呼吸と心臓の音が響く。

間近で顔を上げた祐樹と視線がぶつかる。
嬉しくて恥ずかしくて、くすぐったい気分で。

私のおでこにキスをして、祐樹が身体を離す。
祐樹はテキパキと私と自分の濡れた部分を拭き、服を着せてくれる。
そして、自分の服を整えると、運転席に戻った。

すぐ隣にいるのに体温が離れてしまったことが寂しくて、その顔を見つめる。

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