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第25章 体温 -理香side-
「そんな顔するなって。
さすがにココで2回目は無理だって」
からかうような笑みを浮かべた祐樹は私の右手の指先にキスをする。
「違う───」
祐樹が離れてしまったことが寂しかっただけ。
それを言葉にする前に唇を塞がれた。
祐樹の唇は温かくて、さっきまで側にあった温もりを思い出す。
唇が離れ、おでこにもキスが落とされる。
「一生、理香のこと離さない。
理香が嫌がっても、離れてやらないからな」
そう言いながら祐樹はお日様みたいに笑った。
子供の頃の笑顔と重なる。
何で、私が考えてることがわかるんだろう。
どうして、私が欲しい言葉をくれるんだろう。
涙を堪えて、笑顔を向ける。
祐樹は私の右手を自分の太ももに置くと、エンジンをかけた。
さすがにココで2回目は無理だって」
からかうような笑みを浮かべた祐樹は私の右手の指先にキスをする。
「違う───」
祐樹が離れてしまったことが寂しかっただけ。
それを言葉にする前に唇を塞がれた。
祐樹の唇は温かくて、さっきまで側にあった温もりを思い出す。
唇が離れ、おでこにもキスが落とされる。
「一生、理香のこと離さない。
理香が嫌がっても、離れてやらないからな」
そう言いながら祐樹はお日様みたいに笑った。
子供の頃の笑顔と重なる。
何で、私が考えてることがわかるんだろう。
どうして、私が欲しい言葉をくれるんだろう。
涙を堪えて、笑顔を向ける。
祐樹は私の右手を自分の太ももに置くと、エンジンをかけた。