この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
brass button
第25章 体温 -理香side-
「そんな顔するなって。
さすがにココで2回目は無理だって」
からかうような笑みを浮かべた祐樹は私の右手の指先にキスをする。

「違う───」
祐樹が離れてしまったことが寂しかっただけ。
それを言葉にする前に唇を塞がれた。
祐樹の唇は温かくて、さっきまで側にあった温もりを思い出す。


唇が離れ、おでこにもキスが落とされる。

「一生、理香のこと離さない。
理香が嫌がっても、離れてやらないからな」

そう言いながら祐樹はお日様みたいに笑った。
子供の頃の笑顔と重なる。

何で、私が考えてることがわかるんだろう。
どうして、私が欲しい言葉をくれるんだろう。

涙を堪えて、笑顔を向ける。
祐樹は私の右手を自分の太ももに置くと、エンジンをかけた。

/521ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ