この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
brass button
第27章 信頼 -理香side-
真意を探るように、祐樹が私の目を見つめる。
「わかった。どうせ、言い出したら聞かないよな?
…でも、助かるよ」
祐樹は困ったような、安堵したような笑みを浮かべ、佐野くんに電話をかける。
「もしもし、佐野?
さっきのプラン図、理香が描くから、すぐにデータと客の情報をメールで送れ。─────────。
おまえ、煩い。会社で余計なことしゃべんなよ?」
大きくため息を吐きながら電話を切る。
「…これで良かったのか?」
「後は任せて。メール来たらこっちに転送して」
気持ちを仕事モードに切り替える為に、髪を一つに束ねる。
「あー、一気に酔い覚めた」
頭をかきながら祐樹も自分のパソコンを起動させ、浴衣の乱れを直す。
「わかった。どうせ、言い出したら聞かないよな?
…でも、助かるよ」
祐樹は困ったような、安堵したような笑みを浮かべ、佐野くんに電話をかける。
「もしもし、佐野?
さっきのプラン図、理香が描くから、すぐにデータと客の情報をメールで送れ。─────────。
おまえ、煩い。会社で余計なことしゃべんなよ?」
大きくため息を吐きながら電話を切る。
「…これで良かったのか?」
「後は任せて。メール来たらこっちに転送して」
気持ちを仕事モードに切り替える為に、髪を一つに束ねる。
「あー、一気に酔い覚めた」
頭をかきながら祐樹も自分のパソコンを起動させ、浴衣の乱れを直す。