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第27章 信頼 -理香side-
長い指を私の指に絡めながら、耳に、髪に、うなじに祐樹の唇が触れ、熱を帯びていく。

「…んっ。祐樹っ?まだ仕事の…途中…」

「…………はぁー。後で覚悟しとけよ?」
欲を剥き出しにした低い声に、身体が熱くなる。


熱くなった顔に冷たい感触。

オレンジジュース?

「ありがとう」

「さっさと、仕事、片付けるぞ?」
すでに祐樹の顔は仕事モードで、余計に恥ずかしくなる。

パソコンの前に座り、オレンジジュースを口に含む。
甘酸っぱさと冷たさが身体に染み渡る。

もうちょっと頑張ろう。

頭を仕事モードに切り替え、パソコンの画面に視線を向ける。

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