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第28章 タイミング -祐樹side-
「……ゅぅき?」
原田と図面の内容について話していると、掠れた小さい声で名前を呼ばれた。
腕の中から眠そうな目で理香が俺を見上げていて。
「原田、そろそろ寝たいから電話切っていい?
佐野のせいで徹夜だったんだよ。─────。
何かあったら、夕方にでも連絡して。じゃあ」
強引に電話を切り上げ、スマホを枕元投げて、理香を抱きしめる。
「ごめん、起こしちゃったな」
「ちょっと寝たからスッキリした…。祐樹はずっと起きてた?」
「寝かけた時に佐野から電話がかかってきて、その後に原田からも電話がかかってきて、今に至る?
佐野、喜んでたよ。あと、原田も図面見て、完成するの楽しみにしてるって」
「それなら良かった…。
佐野くん、上手くいくといいね」
そう言いながら、理香は柔らかな笑みを浮かべた。
原田と図面の内容について話していると、掠れた小さい声で名前を呼ばれた。
腕の中から眠そうな目で理香が俺を見上げていて。
「原田、そろそろ寝たいから電話切っていい?
佐野のせいで徹夜だったんだよ。─────。
何かあったら、夕方にでも連絡して。じゃあ」
強引に電話を切り上げ、スマホを枕元投げて、理香を抱きしめる。
「ごめん、起こしちゃったな」
「ちょっと寝たからスッキリした…。祐樹はずっと起きてた?」
「寝かけた時に佐野から電話がかかってきて、その後に原田からも電話がかかってきて、今に至る?
佐野、喜んでたよ。あと、原田も図面見て、完成するの楽しみにしてるって」
「それなら良かった…。
佐野くん、上手くいくといいね」
そう言いながら、理香は柔らかな笑みを浮かべた。