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第30章 意志 -祐樹side-
…このまま、もう一回出来そう。
いや、確実に出来るけど、出来るけどしない。
柔らかな寝顔に口づけを落とし、俺は露天風呂に向かった。
少し風があるせいか肌を纏う空気が夕方に入った時よりも冷たい。
お湯に浸かれば、その冷たさが頭を冷やしていく。
これからどうしていくべきなのか。
この出張という名目の休みが終わった時、どうすれば理香が仕事を続けられるのだろう。
男と接触することが怖いなら、通勤で電車に乗ることもきついだろうから送り迎えして…。
理香の受け持っている工事の施工がうちなら、現場回りだけでなく客との打ち合わせも俺が同行できるか。
いや、確実に出来るけど、出来るけどしない。
柔らかな寝顔に口づけを落とし、俺は露天風呂に向かった。
少し風があるせいか肌を纏う空気が夕方に入った時よりも冷たい。
お湯に浸かれば、その冷たさが頭を冷やしていく。
これからどうしていくべきなのか。
この出張という名目の休みが終わった時、どうすれば理香が仕事を続けられるのだろう。
男と接触することが怖いなら、通勤で電車に乗ることもきついだろうから送り迎えして…。
理香の受け持っている工事の施工がうちなら、現場回りだけでなく客との打ち合わせも俺が同行できるか。