この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
brass button
第5章 日常 -理香side-
小学生の低学年の頃は名前で呼び合っていたけど、だんだん友達に冷やかされるようになってお互いに苗字で呼ぶようになった。
だから、改めて名前で呼ぶとなると、かなり恥ずかしい。
「えぇー、理香が悪いんだって。
エッチな顔して、かわいい声を出されたら、男としてはもっと鳴かせたくなるんだって」
わざわざそういう言い方しなくても。
完全に揶揄われてる気がする。
「ふくれっ面してないで、早く出かけよ?」
そんな笑顔で手を差し出されると拒めなくなる。
私はそっと祐樹の手に自分の手を重ねた。
だから、改めて名前で呼ぶとなると、かなり恥ずかしい。
「えぇー、理香が悪いんだって。
エッチな顔して、かわいい声を出されたら、男としてはもっと鳴かせたくなるんだって」
わざわざそういう言い方しなくても。
完全に揶揄われてる気がする。
「ふくれっ面してないで、早く出かけよ?」
そんな笑顔で手を差し出されると拒めなくなる。
私はそっと祐樹の手に自分の手を重ねた。