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嫌なのに……
第9章 最終電車
シャキン……
紐でもなく体でもなく。
鋏が切り裂いたのはブラの布の部分だった。
切れ目から刃先を忍ばせ、ジャキジャキと雑に布を少し切り落としてゆく。
開けられた穴から突起した乳首が飛び出した。
?!
もう片方のブラも同じようにくりぬかれる。
裸より恥ずかしい姿に、亜海の頬がかあっと熱く紅く染まる。
携帯のシャッター音が幾重にも響いた。
「んあっ!」
亜海の体がビクッと跳ねる。
乳首に男が吸い付いたのだ。
もう片方にも別の男が飛び付く。
吸われ、転がされ、甘噛みされて堪えていたものが亜海の口から溢れ落ちた。
「やあぁ、は、あんっあぁん!」
いつもは口を手で覆って堪えていたが、その手は今は頭上に固定されてしまっている。
防ぎようがなかった。