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嫌なのに……
第2章 ケダモノ

「大人しくしてろよ?痛い目みたくなきゃな…」

言われるもなく、亜海は声も出せない状態だった。
人間、本当の恐怖に襲われると、声なんて出なくなるのだ。

男は亜海に馬乗りになると、いきなり胸を鷲掴みにした。

『!嫌ぁ!』

本能的に男の手を払うように腕を動かしたが、力は全く無く、意味がなかった。
男がニヤリと笑う。
亜海に抵抗する力が無いことを見抜いたからだ。

「意外とでかいな…」

スラリと背が高く、まだあどけなさの残るやや可愛めの顔の亜海は、中2にしては大きめな胸をしていた。
厚手のセーラー服の上からでも、触ればそれと分かる。

痛い……

男はグニグニと亜海の胸を揉みしだいた。



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