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嫌なのに……
第9章 最終電車
何処かも分からない土地。
痴漢という以外、知らない人達。
不安しかない道のりを、逃げる力のない足で歩かされる…
まだ…終わりではないのだ…
絶望の予感は当たってしまった。
着いた先はホテルだった。
僅か2時間では、全員のモノを相手にすることは出来なかったのだ。
この4人も亜海に挿入してない。
その分、ホテルで楽しむ権利を得ていた。
いや、むしろゆっくり楽しむ為に狂宴には加わらなかったのか。
部屋に入ると亜海は再び衣服を奪われた。
シャワーを浴びてくるように命ぜられる。
熱いシャワーに打たれ、ボディソープを泡立てて獣達の臭いを落とすように擦り付ける。
けれどそれは…全て終わって洗い流すものではなく、また新たに汚される為の洗浄なのだ。
それを思うと、お湯とは違う熱いものが、亜海の頬を流れて落ちた。