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嫌なのに……
第9章 最終電車

「早く出ておいて。」

そう声をかけられれば、いつまでもバスルームに籠ってもいられない。
出て行かなくても引き摺り出されるに決まっている。
タオルを巻き付けて恐る恐る部屋へと戻った。

男達はもう全裸で待ち構えていた。
タオルを落とされ、ベッドへと寝かされる。

「僕達はあんな乱暴者達とは違うからね?」
「優しく、逝かせてあげるよ…」

逝きたくなんか、ない…

心で否定しても少し前に犯された体は、そっと触れられただけで火が付いてしまう。
4人の手と舌が、亜海を愛撫する。
宣言通り、それは電車で受けたそれより優しいものだった。
敏感なところを掠めて柔肌に吸い付く。
手は撫でるだけで掴んだりしない。










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