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嫌なのに……
第4章 山小屋

乗客か増えれば後ろの席も人が座る。
何よりこんなところでレイプまではされないだろう……
少し我慢すれば、済むことだ…
亜海は唇を噛みしめて男の手に耐えることにした。
何故今日に限ってこんなにお客が少ないのか…
何人か乗ってはきたが、降りた人の席に座ったり、亜海達が見えない席に座る。
男の手はスカートの中にあり、ショーツ越しに亜海の秘部を刺激していた。
亜海は口に手を当て、必死に声が洩れないよう堪えていた。
「次は~◯◯~」
亜海が降りる停留所だ。
はっとして降車ボタンを押そうとした亜海の手を男はやんわりと抑えた。
「違うよ、亜海ちゃん。降りるのはここじゃないよ?」
降ろしてもらえないの…?
もう、許して…
訴えるように涙で潤んだ瞳で男を見つめるが、それが男の欲情を更にかきたてる事を亜海は知らなかった。
男の目の奥がギラリと獣の光を放ったーーー

