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嫌なのに……
第5章 花狩り
興奮した顔でこくこくと頷く。
誠さん、こんなサプライズ用意してくれてたんだ…
夜景とか…綺麗そう……
うっとりと風景を眺めながら、夢を膨らます。
今日は忘れられない日になりそう♪
何気なくそう思った亜海の心の呟きが、後わずかで現実になることを……
まだこの時は知らなかった亜海だった。
「亜海ちゃん、お楽しみはこっちだよ」
リビングの奥の扉の前で誠が手招きする。
今度はどんなサプライズを?
ドキドキしながら扉の前に立つ。
誠は亜海に自ら扉を開いて入るように促す。
カチャリ……
ドアノブを回してゆっくりと扉を押し開くと……