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嫌なのに……
第6章 花狩り・2
ぐったりと横たわる亜海を見下ろして、誠は少し感心していた。
最後まで亜海は気持ちいいとは口にしなかった。
寸止めしても、逝かせてほしいと懇願しなかった。
それは亜海の最後の抵抗とプライドだったのだ。
正直、亜海にも逝かせてほしい、もっと突いてほしいと思うときはあったのだが、口にするのは負ける事だ…そう思い、唇を噛み締めて堪えていた。
どんなに汚されても…それだけは負けたくなかった。
『幼いくせに…強い女だな。』
亜海が目を覚ますと、窓の外はもう真っ暗だった。
体は綺麗に拭かれて布団が掛けられている。
裸のままだったが。
部屋に誠と男達の姿はなかった。