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月 ~優香~
第34章 夏休み 〜優香〜

脱げって言われても。。。
健一の熱い瞳に縛られて、身動きも取れない。
その瞳から逃れたくて、俯いた。
なんだか、体が熱い。
「優香、俺を見て!」
おずおずと顔を上げる。
「そう。俺を見たまま、右手を上げてごらん。」
「こう?」
右手を、肩のところまで上げてみる。
「そうそう。よく出来ました。
じゃあ、その手を、胸の一つ目のボタンのところまで、持って行って。
そう!
そしたら、ボタンを外してごらん。
うん。
一個目が外れたね。
次は、二つ目も外して、そう。もう一つ。
そろそろ、脱げるかな?
肩から、ワンピースを外してごらん。」
そう言われても、この布を外してしまったら、胸も下着も露わになる。
こんな光々と灯りのついた中で、熱い瞳に見つめられて、
裸を曝け出すには、かなりの勇気が必要だ。

